
企業活動に真に役立つ業務システムの開発するソリューション型開発において注目されているキーワードのひとつが、「リッチクライアント」です。Web対応のシステムにおける不安点、不満点を解消すると言われている「リッチクライアント」。そのメリットとは?
当社において、最新技術を駆使しての効率的なリッチクライアント構築に携わっている技術者・山下博文が解説します。
その他ソリューション展開にご興味がある方は・・・
山下/企業の業務システムの進化の歴史を振り返って見ますと、「汎用機」「クライアントサーバー」「Web」と変遷してきたことはご周知の通りだと思います。この次にくるひとつの形が「リッチクライアント」だと言えます。現在、多くの業務のシステムは、「Web対応」です。クライアントPCごとにソフトウエアのインストールやアップデートが必要だったのに対し、Webアプリケーションは基本的にサーバー側の対応で済むため、管理コストが提言されるという利点によって浸透が加速しました。しかし、ここにきて、Webアプリケーションの問題点も指摘されるようになっています。大きく分けると、問題点は二つ。まずは、サーバーの負荷の増大。Webの場合、負荷は、サーバーに集中します。複雑な処理を多くのクライアントが求めるようになると、当然、サーバーの負荷は増大します。
山下/そうですね。多くのクライアントが使い、複雑かつ高度な処理を行うことが求められているシステムであればあるほど、そのリスクは大きいと言えるでしょう。
もうひとつの問題は、Webアプリケーションを使ったシステムの場合、クライアント側での操作性や見た目の向上に限界があるということ。極論すれば、 Webブラウザ上で動く単純な動きしかさせられないとうことですね。インターフェイスの貧弱さは、社員の生産性を下げることにもつながります。
この二つの問題点を、今までサーバー側で行っていた処理をクライアント側に移管することによって、解決してしまおうというのが「リッチクライアント」です。クライアントサーバシステムのクライアントに当たる「ファットクライアント」に、導入に手間がかからず、「Webクライアント」のサーバー負荷のリスクやインターフェイスの貧弱さを解消できる・・・・・双方の弱点を克服することで、双方の「いいとこ取り」をしたものだとも言えます。
WEBアプリケーションにご興味がある方は・・・
山下/はい。Flexは、Flashの技術を応用したもので、HTML言語をサーバーからいちいちWebブラウザに送って描画などをするのではなく、HTML言語をまとめてWebブラウザで動かす、と考えていただいていいでしょう。これを使うと、複雑なインターフェイスを持つアプリケーションを手軽に作ることができます。Flashをベースとしているので、動画やマルチメディアファイルの再生などもお手のものです。
Javaを利用したSeasar2フレームワークにご興味がある方は・・・
山下/「Seasar」は、Javaによるアプリケーションフレームワークで、第二世代になってから大きな注目を集めるようになりました。その最大の特徴は、
オープンソースであること。活用に費用がかかりませんし、さまざまな技術者たちが自由に開発に携わるため、技術者にとって非常に使いやすいものになっています。
そして、先ほど解説した「Flex」と「Seasar」は、本来互換性がないのですが、この二つをつなぐツールも開発されています。それが「S2Flex2」です。
Javaを利用したSeasar2フレームワークにご興味がある方は・・
山下/そうですね。「Webシステムを簡単に作るためSeasarというフレームワークと、リッチライアントを実現する「Flex2」の組み合わせによって、現在のシステムの課題のを解消し、次世代にも通用するシステムを、時間的・金銭的なことを含めてより効率的に構築しています。
山下/某流通企業での、社内において、お客様の忘れ物を管理する「忘れ物管理システム」を構築しました。ゆくゆくは、こういったシステムをASPで配信し、不特定多数の方が気軽に使えるようなものにも進化させたいと考えています。
「忘れ物管理システム」にご興味がある方は・・・
山下/現在、Webシステムがきわめて広範に浸透しているため、「リッチクライアント」といった新しいトレンドへの移管は、比較的ゆっくりかもしれません。しかし、社会全体におけるシステムの広がりや重要度の進化とサーバーマシンの進化を相対すると、前者が後者を大きく上回っているでしょう。そう考えると、技術的な意味合いでのいくつかの条件がクリアされればそれを期に新トレンドへの移管が一気に進む可能性もある。そのときに、先陣が切れているかどうか、というのが、さまざまな企業様へにとって大きなテーマであり、我々にとっては、そのための提案をするに足る技術力を今から蓄えておくことが重要なことだと考えています。
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